三菱自、豪の工場閉鎖 関連損失 総額２２０億円に

三菱自、豪の工場閉鎖　関連損失　総額２２０億円に

　三菱自動車は五日、豪州工場を三月末で閉鎖すると発表した。現地向けの大型セダン「３８０」の販売が落ち込み、今後も回復が見込めないと判断した。

　従業員への補償などで、二〇〇八年三月期連結決算に百七十億円の特別損失を計上するのをはじめ、関連する損失は総額で二百二十億円に達する見通し。

　ただ、ロシアや中近東などで販売は好調なことから、二百億円としている〇八年三月期の純利益の見通しは据え置く。

　同時に発表した〇七年四－十二月期連結決算は売上高が前年同期比２６・１％増の一兆九千四百七十三億円、営業利益が約八倍増の五百十九億円。

　ただ、年明け以降、北米を中心に販売台数が伸び悩んでおり、〇八年三月期の業績見通しは売上高を三百億円下方修正し二兆六千七百億円とした。


東京新聞 - 2008年2月6日


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